渡邊 健治(わたなべ けんじ)さん
平成28年度認定マイスター 株式会社大石工作所 取締役 所長(菊本営業所) 機械保全(機械系保全作業、設備診断作業)
これまでの歩み
プラントが事故やトラブルなく操業するには、それらを未然に防止するメンテナンス業務が欠かせない。大石工作所に勤める渡邊健治さんはその現場を指揮する技術者・監督者として活躍している。 現在の仕事に就いて30年という間に培われてきた渡邊さんの実績は、社内外での厚い信頼にも現れている。この業界に入った当初は右も左もわからなかったという。当時から管理者の立場でありながら現場作業を理解するために積極的に関わるようにした。持ち前の好奇心で、若い頃から率先して取得したという、設備診断士、保全技能士、WESなどの数多くの資格は業務で活かされている。近年取得した1級管工事施工管理技士は、プラントメンテナンス以外の知識も要求され苦労したと話す。会社からのバックアップも資格取得を後押しした。
仕事のモットー
渡邊さんが仕事をする上でモットーとしているのは、「最高の結果を目指す」ということ。注文通りに言われたことをやるだけでもお客さんから一定の満足を得られる。しかし渡邊さんはその更に上を目指す。例えば、従来のやり方ではない短納期やコスト削減などの新しい提案を行う。お客さんからの期待値を上回ることで感動してもらえるという。
これからの目標
プライベートでも多趣味という渡邊さんは、監督者は感受性が大事だと話す。プラントの異常をいち早く察知する能力は元より、人間関係や人材教育においても敏感に察知して行動にも現れる。自らもまだまだと言いつつ、これからの目標は、自分と同じ思いを持つ人材を残すこと。現状に満足せず、常に上を目指す渡邊さんの姿勢は今後の大石工作所、新居浜でも受け継がれていく。