淵上　薫（ふちがみ　かおる）さん

令和2年度認定マイスター　四国電気工業株式会社　新居浜支店　電気保全グループ　グループリーダー 機械保全（電気系保全作業）

工場を支える電気保全

四国電気工業では、住友化学から電気保全業務を請け負っている。その内容は受配電設備や動力・照明設備、自動火災報知設備など多岐に渡る。淵上薫さんは、新居浜支店の電気保全グループのグループリーダーを務める。
プラントにおいて突発的な依頼作業も少なくない。故障内容や緊急度に違いはあるが、ラインの停止につながるようなトラブルは客先の製造ロスにつながる。これまでの経験を活かし、要因を特定して即座に復旧した時には客先からも感謝され、やってきて良かったと喜びを感じるという。  

資格や技術を会得するということ

淵上さんは高校時代に取得した資格をきっかけに、それを活かせる仕事に就きたいと考えるようになった。資格の取得や手に職を付けるということは大事だと語る。
同社では個人で目標を立てて、資格取得や社員技術教育に積極的に取り組んでいる。
これまで淵上さんは、客先からの知識として必要と思われるものは積極的に吸収してきた。自身も今後挑戦したい資格があると意欲的だ。

教える側と教えられる側

プライベートではソフトボールをやっているという淵上さんは、子供たちを指導して全国大会出場に導いたこともある。 社内でも技術をどう引き継いでいくか、どう人に学ばせさせるか。それには人員構成や、よりよく働くための環境づくりが大事と語る。
同社ではインターンシップも積極的に受け入れて、先輩に聞いたという口コミで新たな後輩社員が入ってくるという。「いい職場づくり」のために淵上さんは今日も汗を流す。