新居浜ものづくりマイスター
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石川 貴浩(いしかわ たかひろ)さん

令和2年度認定マイスター 新居浜福助株式会社 製造第2課 課長代理 プラスチック・インフレーション成形作業

様々な袋の製造を手掛けて

石川 貴浩さん

新居浜福助では、ゴミ袋やテイクアウト用などのポリ袋を作っている。昨今、客先からのニーズも高まり、植物由来の材料や資源再利用をするなどして、環境を配慮した付加価値の高い商品も製造している。 そんな中で石川貴浩さんは、テイクアウト用の袋を製造する課長として管理業務を行っている。安全第一の操業はもちろんのこと、品質やコストなどにも目を配らせる。 





「カン・コツ」技術を高めるために

石川 貴浩さん

ポリ袋はインフレーション成形機という機械を用い、ポリエチレン原料に熱を加えて溶かして、エアーを入れて膨らませてチューブ状のフィルムに成形する。その際、厚みや膨張比率が品質を左右する。カン・コツの部分も多く、時には失敗することもある。先輩からの指導を受けながらそれらも経験として積み重ね、技能検定の資格も取得した。 最近では袋への印刷需要も増えて、乾き方や印字具合など、考慮すべき点が増えて更に作業は難しくなったという。

自らが学んできたことを次の世代へ

石川 貴浩さん

インドネシアに技術指導者として着任していた時期もある。言葉の壁もあるが、人間関係で信頼関係を築くことが大事だと語る。そんなインドネシア赴任時に始めたというゴルフは、工場のメンバーと親睦を深めている。
若手が加わり、世代交代も始まっている中、一昔前とは違い、根性や努力だけでなく、教える側の工夫も必要だと石川さんはいう。今後は部署を回せるように後輩を育てていきたいと語った 。