新居浜ものづくりマイスター
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寺久保 顕司(てらくぼ けんじ)さん

令和3年度認定マイスター ロジスネクスト四国株式会社 新居浜支店
サービス課 課長 産業車両整備(産業車両整備作業)

モノを運ぶという仕事

寺久保 顕司さん

フォークリフトには最大荷重や操作方式などによって様々なタイプがある。ロジスネクスト四国新居浜支店ではその中でも大型のフォークリフトの取り扱いが多い。年間1500台近くの点検・修理業務を行っている。また客先によってはフォークリフトで運搬した荷物を保管する自動倉庫の搬送機の保守業務までも手掛けている。現地に出向いての修理依頼もあり、時にはクリーンルーム内で作業する場面もある。
寺久保顕司さんはサービス課のトップとして、管理業務もしながら若手への育成指導にも当たっている。 




フォークリフトのお医者さん

寺久保 顕司さん

中でも寺久保さんはバッテリーで動くフォークリフトへの見識が深い。最近は電気的に動くパーツが多く、電気に関する知識は必要不可欠だという。 故障トラブルの原因は配線の断線、油圧漏れなど千差万別で、突発的に起こるトラブルの場合には早期の復旧を望まれる。
そんな時に早急に原因を究明して止まっていたものが再び動くようになった時には客からも喜ばれ達成感があると話す。


若者から注目される職種・職場へ

寺久保 顕司さん

フォークリフトと共通する部分も多い自動車関連の出身者からの転職が多いという。社内でも段階的に学べる技術者の教育システムが整備されている。それに加えて資格取得も推奨しており、スキルアップできる体制を整えている。 硬くて重いものを運搬する産業用のフォークリフトは頑丈に出来ているため、雑に扱われがち。そんな時は少しでもキレイにしてあげたいと掃除したり、はけ塗りをしたりする。寺久保さんは顧客からのキレイになったねという一言だけでも嬉しいと話す。
自動車に比べると知名度が乏しい。顧客から喜ばれることで会社の知名度をあげて、この職種を多くの人にまずは知ってもらい、職場にどんどん若い人が入ってきて欲しいと寺久保さんは願う。